エイチ・アイ・エスなど株主がハウステンボスを1000億円で売却

長崎県にあるテーマパーク「ハウステンボス」が香港の投資会社に売却されることになり、大手旅行会社「エイチ・アイ・エス」などの株主が売却の方針を8月30日正式に発表しました。

「ハウステンボス」をめぐっては運営会社の株式の66%余りを大手旅行会社の「エイチ・アイ・エス」が保有し残りの株式を九州電力や西部ガスなど九州の企業5社が保有しています。

各社は、保有する株式を香港に拠点を置く投資会社「PAG」に合わせて1000億円で売却する方針を決め、8月30日各社が正式に発表しました。

売却後も「ハウステンボス」の営業は続けられる見通しです。

「ハウステンボス」は2003年に会社更生法の適用を申請したあと投資会社の支援を受け、2010年からは「エイチ・アイ・エス」の傘下に入って経営再建に取り組んできました。

コロナ禍で入場者数が一時、大きく落ち込みましたがこのところは回復傾向にありました。

一方、筆頭株主の「エイチ・アイ・エス」は新型コロナの影響による主力の海外旅行事業の落ち込みで厳しい業績が続いていて、「ハウステンボス」の売却で財務状況の改善につなげたいねらいがあるとみられます。
ハウステンボスを買収することになった香港に拠点を置く投資会社の「PAG」は30日、コメントを発表し「今回の買収で日本でのフランチャイズを拡大させた。このことは我が社が日本市場に長期にわたって関与することを示している」としています。

そのうえで「顧客を魅了するような新しいアトラクションやイベントに投資し、事業を拡大していきたい」としています。

PAGはこれまでに大阪のテーマパーク、USJ=「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」などにも投資しています。