宮城 気仙沼 サンマ今季初水揚げ 価格は初日としては低め

全国的にサンマの不漁が続く中、全国有数の水揚げを誇る宮城県気仙沼市で、今シーズン初めての水揚げが行われました。

サンマ漁は、主力の大型船による漁が今月20日に解禁されました。

気仙沼港では29日の朝、福島県の「第十五庄光丸」が水揚げを行い、網を使って船からサンマをすくい出す作業に追われました。

29日に水揚げされたのは、北海道の沖1500キロの北太平洋でとれたおよそ6トンです。

不漁が続く中では初水揚げとしてまとまった量になりましたが、小ぶりなものが多く、漁場が遠くて水揚げまで4日ほどかかったこともあって、競りでは1キロ369円と初日としては低めの価格で取り引きされました。

気仙沼港の去年のサンマの水揚げ量はおよそ2223トンで、市に統計が残る昭和49年以降で最も少なくなり、ことしは去年よりは回復するものの依然として厳しい漁が見込まれるということです。

水揚げをした佐々木義文漁労長は「去年よりは魚の群れが見えていますが、今は小さい魚が主流です。もう少し水温が低い所を目指せば期待も持てると思います」と話していました。

競りに訪れた水産加工会社の社長は「8月にサンマが水揚げされるのは久しぶりなので、これからに期待したいです。魚が小さいのが少し心配で、以前のような大きなサンマに戻ってほしい」と話していました。