“水素普及目指し安価で安定的 供給の仕組みを” 協議会が提言

次世代のエネルギーとして活用が期待されている水素の普及を目指して、企業などでつくる協議会の代表が、29日西村経済産業大臣と面会し、安価で安定的に水素を供給するための仕組みづくりなどを進めるよう求めました。

およそ300の企業や自治体でつくる「水素バリューチェーン推進協議会」の会長を務めるトヨタ自動車の内山田竹志会長らは、経済産業省で西村大臣と面会し、水素社会の実現に向けた政策の提言書を手渡しました。

提言書では水素を安価で安定的に供給するため、日本が研究開発で先行している水素運搬船を世界にさきがけて商用化し、量産化するための政策支援を求めているほか、水素を大量に輸入するのに欠かせない港湾整備の早期実現を期待するとしています。

また、技術の研究開発の支援だけではなく、水素の活用を社会で進めていくためのさらなる予算措置を求めているほか、民間企業が水素事業に対して参入しやすくするための補助制度が必要だなどとしています。

これに対して、西村大臣は「協議会を通じて産業界全体が水素の分野でさらに世界をリードしていけるよう、われわれとしてもしっかり支援していきたい。まずは供給コストの低減と需要の創出の両方に取り組む必要があり、諸外国の取り組みを参考にしながら検討していく」と述べました。