医療的ケア児 通学支援の在り方考えるシンポジウム

難病や障害で人工呼吸器やたんの吸引などが欠かせない「医療的ケア児」を支援するための法律が施行されて来月で1年となるのを前に、こうした子どもたちが学校に通うために必要な支援の在り方を考えるシンポジウムが開かれました。

「医療的ケア児」は、全国でおよそ2万人に上るとみられていて、地域の学校への進学が認められなかったり、保護者の付き添いを求められるケースがあったりしたことから、去年9月、ほかの子どもとともに教育を受けられるよう支援することを国や自治体の「責務」とした「医療的ケア児支援法」が施行されました。

東京 千代田区で開かれたシンポジウムでは、オンラインで参加した新潟県で障害者の自立支援を行う「相談支援専門員」が、人工呼吸器を付けた男の子が地域の小学校に入学する際に支援した体験を報告し、入学前から学校や保健所などでチームを作り、体調の急変など緊急時の対応を具体的に準備しておくことが必要だと説明しました。

このあと看護師や専門家などが討論し、「支援に慣れた教員が異動してしまうケースもあり、切れ目ない支援ができる仕組みが必要だ」とか「何を学びたいかを子ども自身や家族にしっかり聞いて、それに応じた支援をするべきだ」といった意見が出されていました。