パキスタンで洪水 900人以上死亡 政府 被災者の救助や支援急ぐ

パキスタンでは大雨による洪水が各地で発生し、ことし6月中旬から26日までに900人以上が死亡しました。パキスタン政府は、国家的な緊急事態だとして、被災者の救助や支援を急いでいます。

パキスタンでは、ことし6月中旬以降、多くの地域で平年の雨量を大幅に上回る大雨が続いていて、各地で洪水や土砂崩れなどが発生し、被害が拡大しています。

地元の防災当局によりますと、26日午後までの24時間で各地で45人が死亡し、6月中旬から大雨の影響で死亡した人は少なくとも982人に上っています。

また、68万棟を超える家屋が被害を受けたほか、鉄道の線路が水没したり、道路や橋が流されたりするなどの被害も出ています。

パキスタン北西部のスワート地区で26日に撮影された映像では、川岸のホテルが突然音を立てて崩れ落ち、押し流されていく様子が確認できます。

パキスタン政府は国家的な緊急事態だとして、被害の大きい地域に軍を派遣し、被災者の救助や避難場所の確保のほか食料など救援物資の支援を急いでいます。