有効期限すぎた新型コロナワクチン 392人に誤接種 東京 北区

東京 北区にある医療機関が、有効期限をすぎた新型コロナウイルスワクチンを、誤って392人に接種していたことがわかりました。これまでに健康被害を訴えている人はいないということです。

誤って接種したのは、北区から接種業務の委託を受けている明理会中央総合病院です。

病院によりますと、今月17日から25日までに、北区の東十条区民センターで行ったワクチン接種で、392人に対して有効期限が2か月余り過ぎたモデルナ製のワクチンを誤って接種したということです。

ワクチンを入れた段ボールに、誤った有効期限を手書きしたことが原因だということです。

病院は、これまでに連絡が取れた270人に説明と謝罪をしたということで、これまでのところ健康被害は確認されていないということです。

病院は、引き続き対象者に連絡をとり、説明と謝罪をしていくとしています。

明理会中央総合病院は「多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。ワクチンの有効期限の確認と適正管理の徹底を図り、再発防止に努めます」としています。