米高官 “長期戦になっても最後までウクライナ支援続ける”

アメリカ・ホワイトハウスの高官はロシアがウクライナへの軍事侵攻をやめる様子は見られないとしたうえで、長期戦になってもアメリカとして最後まで支援を続ける考えを強調しました。

アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は24日、記者団に対し、ロシアの軍事侵攻から半年になることについて「バイデン大統領は侵攻が直ちに終わることを望んでいる。プーチン大統領が正しく判断し、ウクライナから軍を撤退させれば直ちに終わらせることができるが悲しいことにロシア側にその様子は見られない」と述べて長期戦になる可能性があるとの見方を示しました。

そのうえで、アメリカとしては最後まで支援を続ける考えを強調しました。

また、カービー氏はウクライナのゼレンスキー大統領が8年前にロシアに一方的に併合された南部クリミアの奪還を目指すとしていることについて、「アメリカ政府は当初からこの戦争はゼレンスキー大統領が指揮するものだと考えており、目的や計画はゼレンスキー政権が言うべきことだ」と述べました。

その一方で必要な兵器の供与は続けるとしています。

バイデン大統領は25日にゼレンスキー大統領と電話会談を行い、アメリカ側のこうした考えを伝えるとしています。