JR西日本 ディーゼル車両の燃料 バイオ燃料に全面切り替えへ

JR西日本は、脱炭素の取り組みを進めるため、山陰本線などを走るディーゼル車両の燃料を2030年をめどに植物などからつくるバイオ燃料に全面的に切り替える目標を決め、実証実験を始めます。

これは、長谷川一明社長が24日の記者会見で明らかにしました。

会社では、2030年をめどにディーゼル車両の燃料のすべてを軽油から、植物由来の食用油や、ミドリムシなどからつくる「次世代バイオディーゼル燃料」に切り替えることを目指します。

バイオ燃料は、二酸化炭素の排出量をゼロとみなすことができるということで、年間およそ5万5000トンを削減できると見込んでいます。

会社では、今年度からエンジンの試験を始め、2024年度には乗客を乗せた走行試験を行ったうえで、2025年度から順次、バイオ燃料を導入していく予定です。

軽油などを混ぜず100%バイオ燃料で長期の走行試験を行うのは、国内の鉄道事業者で初めてだとしています。
長谷川社長は「コストの負担はあるが、脱炭素は乗り越えなければならない産業界の課題だ。鉄道は地球環境に優しい乗り物だというアドバンテージを高めることが利用促進にもつながる」と述べました。