
札幌市の秋元市長 2030年冬季五輪招致へIOC本部訪問で調整
2030年の冬のオリンピック・パラリンピックの招致を目指す札幌市の秋元克広市長が、来月予定されているヨーロッパへの出張に合わせて、IOC=国際オリンピック委員会の本部を訪れて、バッハ会長と会談する方向で調整していることが関係者への取材で分かりました。
複数の関係者によりますと、札幌市の秋元市長は来月、札幌市の姉妹都市であるドイツのミュンヘン市に出張する予定で、その際にスイスのローザンヌにあるIOC本部を訪問し、バッハ会長と会談する方向で調整しているということです。
2030年の冬のオリンピックの開催地については、IOCのバッハ会長が札幌市など招致を目指す複数の都市との対話を進めて、年内に候補地を一本化する方向性を示しています。
札幌市は招致の機運を高めるために、市民向けのワークショップを開催したり、スポーツイベントなどの会場で招致活動を紹介する専用ブースを設けたりするPR活動を行っています。
また、秋元市長の訪問に合わせてJOC=日本オリンピック委員会の山下泰裕会長もIOCのバッハ会長との会談に同席する方向で日程の調整を進めているということです。
札幌市が進める招致活動を支援しているJOCとしては、年内にも2030年の開催地について一本化したいとする考えを示しているバッハ会長にJOCなどが取り組んでいる招致に向けた活動などについて説明するものとみられます。