小笠原諸島の海底火山 海底噴火起きる可能性 気象庁が噴火警報

小笠原諸島の海底火山、「海徳海山」では23日も海水の色が変わっているのが確認され、気象庁は今後、海底噴火が発生する可能性があるとして、周辺海域に噴火警報を発表し、付近を航行する船舶に警戒を呼びかけています。

気象庁によりますと23日午後2時前、小笠原諸島の硫黄島の北にある海底火山「海徳海山」付近で、海面が直径100メートルにわたって黄みがかった白色に変色しているのが海上保安庁の上空からの観測で確認されました。

この付近では今月18日から19日にかけて近くを通りかかった漁船が海水の色が変わる「変色水」を確認していて、気象庁は今後、海底噴火が発生する可能性があるとして、周辺の海域に噴火警報を発表しました。

気象庁は付近の海域を航行する船舶に警戒を呼びかけるとともに、噴火した場合には軽石などの浮遊物にも注意してほしいとしています。

「海徳海山」とは

「海徳海山」は小笠原諸島の硫黄島の北およそ150キロにある海底火山で、さらに北側には大規模な噴火活動が起きた西之島があります。

気象庁の記録によりますと、「海徳海山」では38年前の1984年に噴火が発生し、「変色水」のほか、噴煙や軽石などの噴出物が確認されました。

海上保安庁は今月19日に航行警報を発表しています。