中国 2年半ぶりに日本人留学生の受け入れを再開

中国政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けておよそ2年半前から停止していた日本人留学生の受け入れを再開しました。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、中国政府はおととし3月以降、外交官などを除いて外国人の入国を停止させる措置をとり、その後、ビジネス目的などの入国は徐々に再開されましたが、日本人の留学生へのビザの発給は認められていませんでした。

中国に進出している日系企業でつくる団体「中国日本商会」によりますと、日本に一時帰国したまま中国に戻れなくなったり、来月からの新学期に向けて入学の準備を進めたりしている日本人の留学生はおよそ220人に上り、団体では中国政府にビザの発給再開を求めていました。

こうした中、東京にある中国大使館は、日本人が中国に留学する際に必要なビザの申請手続きを23日までに再開しました。

中国の新型コロナの水際対策では、入国後に合わせて10日間の指定施設での隔離や健康観察が必要になるということで、その後、大学などの授業への出席が可能になるということです。