文科省 理工系人材育成へ 数千億円規模の基金創設

文部科学省は、デジタルや脱炭素など、成長分野を担う理工系人材の育成強化に取り組む大学や高等専門学校を支援するため、数千億円規模の基金を新たに創設する方針を固めました。

各国がデジタルや脱炭素など新たな成長分野への投資を加速する中、日本は、高度な専門性を持った理工系の人材が諸外国と比べ少なく、育成を急ぐべきだという指摘が出ています。

このため、文部科学省は、理工系の人材育成に取り組む大学や高等専門学校を支援するため、数千億円規模の基金を新たに創設する方針を固めました。

具体的には、成長分野に学部や学科を再編する際の初期費用や当面の運営経費を複数年度にわたって支援することなどを想定していて、来年度予算案の概算要求に100億円程度を盛り込む方向で調整しています。

さらに文部科学省は、社会全体のデジタル化に対応するため、国立大学の情報系学部の定員を臨時に増やすことや、民間の研究員を教員として確保する取り組みを産官学が連携して後押しすることなどを、検討しています。