ウクライナから避難してきた人たちが牧場で交流会 神奈川

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってまもなく半年となる中、ウクライナから日本に避難してきた人たちの交流会が神奈川県内の牧場で開かれ、参加者たちがリラックスした時間を過ごしました。

この交流会は、日本に避難しているウクライナの人たちの心のケアを支援しようと、心理カウンセラーなどで作る「全国心理業連合会」が企画したもので、20日はおよそ20人が参加しました。

バスで神奈川県小田原市の牧場に到着した参加者たちは、馬や羊などとの触れ合いを楽しみました。

そして、走る馬から弓矢を射る流鏑馬(やぶさめ)を体験したり、馬に乗って散策したりするなど、リラックスした時間を過ごしていました。

企画した団体によりますと、ウクライナから避難してきた人たちの中には避難生活の長期化への不安などで心の不調を訴える人もいて、カウンセリングなどの支援を必要とする人たちが増えているということです。

参加者の1人で、ことし4月に日本に避難してきたスヴィトラーナさんは「ウクライナでのことを、いっときでも忘れることができるので、ありがたいです」と話していました。

また、ウクライナのハルキウから避難してきたディミトロさんは「今は日本で落ち着いた生活ができていますが、ウクライナでの爆撃を忘れることはできません。時間はかかると思いますが、ウクライナが必ず勝つと信じています」と話していました。