発熱外来の医療機関に抗原検査キット30万個配布 横浜

新型コロナウイルスの全国の感染者数は18日も過去最多となるなど、感染の拡大が続き、医療機関のひっ迫が課題です。
こうした中、横浜市は発熱外来を持つ医療機関に対し、抗原検査キット合わせて30万個の配布を進めていて、窓口での配布を通し、自主的な検査を促したい考えです。

神奈川県では重症化リスクが低い人で発熱などの症状がある人は自分で検査を行い、陽性の場合は発熱外来を受診せず、自宅療養するよう呼びかけています。

しかし、抗原検査キットが手に入りにくいことなどから発熱外来を受診する人は多く、横浜市は医療機関のひっ迫を緩和するため、合わせて30万個の検査キットの配布を進めています。

発熱外来を訪れた人のうち、比較的重症化リスクが低い人については診察や検査をせず、窓口でキットを配布して自主検査を促すことで、医療機関のひっ迫を抑えたいとしています。

横浜市の山中竹春市長は「発熱していても重症化リスクが少ない方がかなりいるので、検査キットを配ってほしい。ある程度抗原検査キット不足の解消にもつながるのではないか」と話しています。

一方、新型コロナウイルスの抗原検査キットをめぐっては厚生労働省が専門家による部会でインターネットでの販売を解禁することを決めています。