3年ぶりの「北野をどり」を前にパンフレット用の写真撮影 京都

京都の花街の一つ、上七軒で、芸妓や舞妓による踊りの公演「北野をどり」が10月に3年ぶりに開かれるのを前に、パンフレット用の写真撮影が行われました。

京都市上京区にある花街、上七軒で毎年3月に開かれてきた芸妓や舞妓による踊りの公演「北野をどり」は、新型コロナの影響でおととしから中止されてきましたが、ことしは開催時期を10月にずらして3年ぶりに開かれることになりました。

18日、会場となる上七軒歌舞練場では、本番用の衣装を身につけた芸妓や舞妓がパンフレット用の写真撮影に臨み、扇の持ち方などの指導を受けながらカメラに向かってほほえんでいました。

今回の公演では、奈良時代の歌人大伴旅人が安土桃山時代や現代にタイムトリップし、争いを憂い平和を願うさまを表現する新作の舞踊劇などが披露される予定です。

初めて舞台に立つ舞妓のふじ千代さんは「憧れの舞台で踊らせてもらうことがうれしいです。きょうの撮影で初めて舞台のセットを見て、ますます楽しみになりました」と話していました。
同じく初舞台に臨む舞妓のふみ苑さんは「3年ぶりの北野をどりを楽しみに来てくれる方もいると思うので、頑張ります」と話していました。

「北野をどり」は10月8日から22日まで行われます。