新型コロナ感染者数高止まり 遊園地跡の臨時検査場が混雑 奈良

新型コロナウイルスの感染者数の高止まりが続く中、奈良市が遊園地の跡地に設けた臨時の検査場には、朝から多くの人が詰めかけています。

新型コロナの検査業務で医療機関がひっ迫している状況を改善しようと、奈良市は遊園地の跡地を活用し、抗原検査をドライブスルー方式で受けることができる臨時の検査場を今月3日から設けています。

検査は無料で、発熱やせきなどの症状がある10代から50代の市民が対象です。

予約は必要ありませんが、一日先着200人となっていることから、17日は午前9時の受け付け開始前から100台を超える車の列ができ、わずか10分で受け付けが終了しました。

利用者は車の中でみずから検査を行ったあと、受付でその結果を見せる仕組みになっていて、陽性となった場合には詳しい症状などを報告するよう求めるメールが保健所から送られてくるということです。

奈良市によりますと、16日までに1800人を超える人が利用したということとです。

奈良市は「お盆休みの前後は休診する医療機関が多い。開いている、限られた医療機関も混雑しているため、このような検査場が利用されるのではないか」としています。

この検査場は、当初は8月19日まで設けられる予定でしたが、市は8月26日まで延長することを決めました

奈良市は検査数に上限はあるものの、症状がある場合は積極的に利用してほしいと呼びかけています。