長崎 “ドライブスルー”抗原検査 初日から車の長い列

新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりを続ける中、長崎市は夜間と休日に限定したドライブスルー方式の抗原検査センターを市内の病院に設置し、初日の16日は多くの人が駆けつけ、検査を受けていました。

長崎市では、新型コロナの感染拡大に伴い、検査目的で夜間や休日に医療機関を受診する人たちが増えていて救急医療体制のひっ迫が懸念されています。

このため、市は、市内にある「長崎みなとメディカルセンター」にドライブスルー方式の抗原検査センターを設置しました。

初日の16日は、検査を待つ人の車で列ができていて、防護服を身につけた医師が車に近づき、窓越しに1人一人の検体を綿棒で採取していました。

この検査は無料で、結果は15分から30分程度で判明するということです。

検査センターは来月上旬まで設置される予定で、▽平日と土曜日は午後6時から午後9時半、▽日曜日と祝日は午後1時から午後4時半まで受け付けるということです。

長崎みなとメディカルセンターの早川航一救命救急センター長は、「これ以上、検査目的や軽い発熱での受診が増えると救急医療のひっ迫につながる。息苦しさなどがなければ、医療機関ではなく抗原検査センターに来てほしい」と話していました。