大雨 今後の前線の動き 警戒すべきポイントは

北海道では15日夜から激しい雨が降り続き、平年の8月1か月分を超える記録的な大雨となっています。

北海道や東北に大雨をもたらしているのが前線と低気圧です。前線は次第に南下していて、雨の範囲は北陸から近畿、中国地方、九州北部に広がっています。

今後の前線の動きと警戒すべきポイントをまとめました。

北日本 16日夜にピーク過ぎるも 引き続き注意を

前線の南下などに伴い、北海道や東北の大雨は、16日夜にもピークを過ぎる見込みです。

北海道や東北北部は、これまでの大雨で地盤が緩んでいるところもあり、少しの雨でも災害の危険性が上がりやすい状態は続くため、今後も最新の気象情報に注意してください。

新潟~九州北部へ前線南下 長期間停滞で大雨のおそれ

前線は17日にかけて新潟県から西日本の日本海側に南下する見込みです。

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、新潟県や北陸、近畿、中国地方、九州北部を中心に局地的に非常に激しい雨が降る見込みです。

水蒸気の流れ込みが多く、雨雲が予想以上に発達すると、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降ったり、同じ場所に雨雲がかかり続けたりして災害の危険度が急激に高まるおそれもあります。

17日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽新潟県と北陸、中国地方で180ミリ、
▽九州北部で150ミリ、
▽東海と近畿で120ミリ、
▽東北で100ミリと予想されています。

さらに、前線は18日にかけて停滞するため、新潟県から西日本の日本海側では、時間がたつほど雨量が増えて状況の悪化も予想されます。

18日夕方までの24時間には、
▽中国地方で100ミリから200ミリ、
▽東北と東海、北陸、それに近畿で100ミリから150ミリの雨が降る見込みです。

状況悪化の前に災害リスク確認を

気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに、川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒し、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

特に土砂災害や川の氾濫による洪水が予想される地域では、その場を離れることが最善です。早めの避難に備え自宅などの周辺の災害のリスクを確認し、どこに避難するべきかをあらかじめ把握するようにしてください。

「ハザードマップ」でリスクの把握を

リスクの把握については「NHK全国ハザードマップ」も参考になります。ハザードマップとしては現状で最も多い約6000の川のリスクが確認可能です。
ただ、排水が追いつかずに浸水が起きる「内水氾濫」や、浸水想定が整備されていない「中小河川」のリスクなど、すべてが掲載されているわけではありません。色が塗られていない地域でもリスクはあります。避難場所も含め、自治体のハザードマップなどとあわせて、ご確認ください。

記録的な大雨となった北海道や東北だけでなく、東日本と西日本の日本海側でも今後、災害が発生する危険性が急激に高まるおそれがあり、状況が悪化する前に早めに安全を確保するようにしてください。