中国 台湾周辺で再び軍事演習 今後も軍事的圧力 常態化か

中国軍は15日、アメリカの議員団が台湾を訪れたことへの対抗措置だとして、台湾周辺で再び軍事演習を行ったと発表しました。
中国は、ペロシ下院議長の台湾訪問からわずか10日余りで別の議員団が訪れたことに反発を強めていて、今後も台湾への軍事的な圧力を常態化させるものとみられます。

中国軍で東シナ海を管轄する東部戦区は15日、台湾周辺の海域と空域で実戦的な軍事演習を行ったと発表しました。

台湾国防部によりますと、15日の夕方までに、中国軍の航空機延べ30機と艦艇延べ5隻が台湾海峡周辺で活動し、航空機のうち戦闘機延べ14機が海峡の「中間線」を越えて一時、台湾側の空域に入ったなどとしています。

台湾には、アメリカのマーキー上院議員ら超党派の上下両院の議員5人が訪れ、15日に蔡英文総統らと会談していて、中国軍は、演習は訪問への対抗措置だとしています。

中国軍は、アメリカのペロシ下院議長が今月上旬、現職の下院議長として25年ぶりに台湾を訪問したことに強く反発し、台湾周辺で弾道ミサイルの発射を含む大規模な演習を行いました。

中国は、外務省の報道官が会見で「中国側の厳正な申し入れと断固とした反対にもかかわらず、かたくなに台湾を訪問した」と述べるなど、ペロシ議長の台湾訪問からわずか10日余りでアメリカの別の議員団が訪れたことに反発を強めていて、今後も台湾への軍事的な圧力を常態化させるものとみられます。

中国 王毅外相 “米が挑発するたび 必ず反応”

中国外務省によりますと、アメリカの議員団の台湾訪問をめぐって、王毅外相は15日、外国の訪問団とのオンライン形式の会談の中で「アメリカが公然と挑発するたびに、中国は必ず必要かつ正当な反応をしなければならない。これは国家の主権と領土の一体性を守るという正当な権利を行使するものだ」と強調したということです。