終戦の日 沖縄 西表島の「戦争マラリア」犠牲者の慰霊碑で追悼

いわゆる「戦争マラリア」の悲劇を今に伝える沖縄県西表島の慰霊碑の修復が終わり、終戦の日の15日、亡くなった人たちを追悼する慰霊祭が行われました。

西表島の南風見田の浜にあるこの慰霊碑は沖縄戦当時、旧日本軍の命令で波照間島から西表島に強制的に疎開させられ、故郷に帰ることなくマラリアで命を落とした84人を悼んで建てられました。

慰霊碑の脇には、疎開した住民の代表が人々の死を忘れまいと、文字を刻んだ「忘勿石」(わすれないし)が今も残されています。

慰霊碑は台風で損傷していましたが、遺族や関係者による修復作業がこのほど終わり、終戦の日の15日、3年ぶりとなる慰霊祭が行われました。

慰霊祭では、50人余りが黙とうをささげたあと、代表者が花を手向けて亡くなった人たちを悼みました。

参加した小学6年生の女の子は、「世界には今も戦争が起きているところもあるので、みんなが平和が当たり前ではないと知ることで、これからも平和が続いてほしいと思います」と話していました。

また81歳の男性は、「最近の世相は戦争を肯定するようなルール作りが行われている気がする。子どもたちと戦争のない未来をともに作っていきたい」と話していました。