徳島 阿波おどり 3年ぶりに街なかに桟敷設け始まる

徳島市の阿波おどりは、12日から3年ぶりに街なかに桟敷を設けて始まり、踊り手たちが、新型コロナウイルスの感染対策をとりながら踊りを披露しています。

徳島市の阿波おどりは12日に開幕し、市内中心部にある藍場浜公園の演舞場で、技量の高い「有名連」の踊りが始まりました。

徳島市の阿波おどりは、新型コロナの感染拡大の影響で、おととしの戦後初の中止に続き、去年は屋内中心に開催され、街なかに桟敷を設けて踊るのは3年ぶりです。

実行委員会は、従来より会場を縮小し、踊り手も毎日、検温をするなど感染対策をして踊っていますが、踊り手が集まらず、複数のグループが合同で踊るケースもあります。

会場のJR徳島駅前では大規模な交通規制が実施され、観光客なども参加して路上で踊ることができ、周辺のホテルのなかには予約で満室になっているところもあるということです。

踊りを見に来た人は「新型コロナとか、こわい面もありますが、3年ぶりでもありますし、皆さん楽しみにしていたので、こういう形で開催できたのはうれしいです」と話していました。

徳島市の阿波おどりは今月15日まで行われ、期間中は、大勢の踊り手が一斉に踊る「総おどり」など、各地で踊りが披露されます。