岸前防衛相 “防衛力の抜本的強化へ正念場の年” 離任式で激励

内閣改造に伴って退任した岸前防衛大臣は、防衛省の離任式に出席し、防衛力の抜本的な強化に向けてことしは正念場の年だとして、全省一丸となって実現に向けて取り組むよう激励しました。

岸前防衛大臣は防衛省・自衛隊の幹部およそ100人を前にあいさつし、「ことしは防衛省にとって大変重要な年だ。国家安全戦略文書をはじめとする、いわゆる戦略文書の策定、防衛力の抜本的強化のための予算の確保はこれから正念場を迎える」と指摘しました。

そのうえで「国際社会の中で最も厳しい安全保障環境に置かれた、わが国の平和と安定を維持するためにいわゆる『反撃能力』も含めたあらゆる選択肢を排除せず、しっかりとした議論をして国民の平和な暮らしを確保するため、全省一丸となって実現に向けて取り組んでほしい」と激励しました。

一方、岸前大臣は「私が足の調子を崩してから、よけいなことや心配をおかけすることが多かったのではないかと思う。おわびとお礼を申し上げたい」と述べました。

そして岸前大臣は、自衛隊の儀じょう隊の栄誉礼を受けたあと、大勢の職員からの拍手での見送りに「ありがとうございました」と繰り返しながら防衛省をあとにしました。