国際医療福祉大学の松本哲哉教授は、最も大切なのは「おじいちゃん、おばあちゃんを感染させない」心がけだといいます。
そのためにも、事前に検査を受けてほしいということですが、検査のタイミングにポイントがあるということです。
PCR検査の場合、結果が出るまでに時間かかるため、移動の2日ほど前に実施することが望ましいとしています。
また抗原検査は検査した当日に結果が出ることがあります。
いずれにせよ陰性を確認して帰省するのが大事だということです。
“おじいちゃん おばあちゃんを感染させない” 帰省時の注意点
新型コロナの感染収束が見通せない中、ことしは行動制限のない3年ぶりのお盆休み。
帰省や旅行前の検査はいつ受けるのがいいのか、交通手段によって感染リスクは違うのか。旅行や帰省前に知っておきたいポイントをまとめました。
検査実施を タイミングはいつ?
また「体調が悪いな」と思ったらすぐに自分で検査できるように「抗原検査キット」を携帯するのもポイント。
「自分が感染しているかもしれない」と考えて行動してほしいとも話しています。
「自分が感染しているかもしれない」と考えて行動してほしいとも話しています。
感染リスクが低い交通手段はある?
帰省先への交通手段はどう選べばいいのか。
松本教授はどの交通手段も対策を取れば感染リスクを抑えられるとしたうえで、大切なのは旅の途中で立ち寄る場所での対策だとしています。
松本教授はどの交通手段も対策を取れば感染リスクを抑えられるとしたうえで、大切なのは旅の途中で立ち寄る場所での対策だとしています。
国際医療福祉大学 松本哲哉教授
「車で家庭でそのまま帰るのであれば、いつもいる人たちがそのまま移動するだけなので、感染リスクはそれほど高くない。また、鉄道とか飛行機を使う場合も、わいわいしゃべったり、マスク外したりということがないのであれば感染リスクはそれほど高くはないと思います。ただ、途中のさまざまな場所、例えば土産物店に並んでいる列などで、人が集まって会話が生じるのであれば、一定程度のリスクはあると考えてほしい」
「車で家庭でそのまま帰るのであれば、いつもいる人たちがそのまま移動するだけなので、感染リスクはそれほど高くない。また、鉄道とか飛行機を使う場合も、わいわいしゃべったり、マスク外したりということがないのであれば感染リスクはそれほど高くはないと思います。ただ、途中のさまざまな場所、例えば土産物店に並んでいる列などで、人が集まって会話が生じるのであれば、一定程度のリスクはあると考えてほしい」
帰省先での対策のポイントは?
帰省先でおじいちゃんやおばあちゃんに顔を見て、直接対面での会話するときには、マスクをすることはもちろん、1つの部屋に集まる人数も注意が必要です。
1つの部屋に集まるのは少人数、4~5人ぐらいまで。
10人以上が集まるような状況はなるべく避けてほしいということです。
そして、大切なのは換気。
窓を2か所、10センチほど開けること。
1時間に1回ぐらいは窓を開けて、部屋全体の空気を入れ替えるようにしてほしいということです。
10人以上が集まるような状況はなるべく避けてほしいということです。
そして、大切なのは換気。
窓を2か所、10センチほど開けること。
1時間に1回ぐらいは窓を開けて、部屋全体の空気を入れ替えるようにしてほしいということです。
帰省先で感染した場合は?
帰省先で感染した場合、自分の家に戻ることはなかなか難しくなります。
実家で他の人と接触しないようにして過ごすしかないとということです。
帰省や旅行先で病院にかかれない?!
内閣官房のまとめによる、9日時点の全国の病床使用率です。
39の都府県で50%以上となっていて、各地の医療提供体制に影響が出ています。
厚生労働省の専門家会合の脇田隆字座長は、コロナだけではなく、なるべく病気やけがをしないよう帰省や旅行先での行動に十分注意を払うよう呼びかけています。
厚生労働省の専門家会合の脇田隆字座長は、コロナだけではなく、なるべく病気やけがをしないよう帰省や旅行先での行動に十分注意を払うよう呼びかけています。
厚生労働省専門家会合 脇田隆字座長
「行き先の感染状況によっては医療機関がかなりひっ迫している状況の地域があります。実際に旅行先・帰省先ですぐに病院にかかれないといった状況もあるので、感染リスクの高い行動はなるべく避けていただくことが求められることではないかと思います」
「行き先の感染状況によっては医療機関がかなりひっ迫している状況の地域があります。実際に旅行先・帰省先ですぐに病院にかかれないといった状況もあるので、感染リスクの高い行動はなるべく避けていただくことが求められることではないかと思います」