北九州 旦過市場火事 通報からおよそ22時間後に鎮火が確認

10日夜、北九州市の旦過市場で起きた火事は、およそ2000平方メートルが焼け、通報からおよそ22時間たった11日午後7時に鎮火が確認されました。旦過市場ではことし4月にも大規模な火事があり、復旧作業が進められていたところでした。

消防によりますと、10日夜8時50分ごろ、北九州市小倉北区の旦過市場の近くの店舗から「天ぷら油に火が入った」と通報がありました。

火は広い範囲に燃え広がり、11日未明に火の勢いが収まった後も消火活動が続けられた結果、通報からおよそ22時間たった午後7時に、鎮火が確認されました。

消防によりますと、けが人や逃げ遅れた人はいないということですが、およそ2000平方メートルが焼けたとみられ、現場では飲食店や老舗の映画館など多くの建物が焼けました。

旦過市場はおよそ100年前の大正時代に整備された市場で、北九州市の市民の台所として親しまれてきました。

ことし4月には今回の現場のすぐ近くで1900平方メートル余りが焼け、42の店舗が焼ける大規模な火事があり、復旧に向けたがれきの撤去が13日に終わる見込みとなっていました。

旦過市場商店街 “年末までに一定の復興を目指したい”

10日夜の火事を受けて、旦過市場商店街の関係者は11日午前、2回目の緊急会議を開きました。

11日午前8時半に続いて午前11時前から始まった会議には、旦過市場商店街の役員などが集まり、商店街として今後必要な対応を話し合いました。

この中では、火事で被害を受け、営業できない店と比較的被害が少ない店が混在しているため、まずは被害状況を把握したうえで、被害の程度に応じて営業再開を検討することを確認しました。

また、ことし4月の火事のあと設置した安全対策のための囲いを、今回の火事で焼けた地域に拡大することや、ごみなどの腐敗によって悪臭や健康への影響が出ないよう対策をとることなども話し合いました。

そのうえで、年末までに一定の復興を目指したいとしました。

旦過市場商店街の副会長を務める中尾憲二さんは「年末までには安心して訪れてもらえるように努力したい」と話していました。