大谷翔平【全文公開】試合後の一問一答

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が、9日のアスレティックス戦で6回を無失点に抑えて勝ち投手となり、ベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」を達成しました。

大谷選手が試合後、日米の報道陣の取材に応じた一問一答の全文です。

「いい投球していれば必ずチャンスはあるかと」

【アメリカメディアの質問】
Q.きょうのホームランでイチローさんのメジャーでの通算ホームラン超えたが、幼少期から憧れている選手を超えたのはどういう気持ちか。

A.もちろん、タイプ的な違いはあると思うが、そういう選手の一部の記録を超えられてすごい光栄だし、もっともっと打ちたいと思う。

Q.10勝目ようやく達成したが待ち遠しかったか。

A.いいピッチングをしていれば必ずチャンスはあるかと思っていた。
ウォードがいいホームランを打ったし、先制点もしっかり取っていい流れでいけたと思うので、こういう試合を多くできたらと思う。

「最後まで健康で終われるように」

Q.最近ちょっと足にボールが当たったり自打球とかもいろいろあったが、体はどうか。

A.ちょっとアクシデントは多いが、なるべく出られる試合は出たいし、投げたり打ったりなるべく多く出たいとは思っている。

Q.ボールが当たった足は試合が進むにつれてちょっと悪化してきたというのはあったか。

A.試合中は集中していたのでそんなに気にはならなかったけど、ちょっと時間たったときのほうが違和感はあるかとは思う。

Q.当たった直後もうここで交代かなというのは頭をよぎったか。

A.結構まともに当たっていたのでしんどいかなとは思ったけれど、なんとか集中して、なるべく多くは投げられたかとは思う。

Q.きょうで1シーズンの奪三振数が去年を超えて自己最多になったが、まだまだシーズン残っている中で達成できて、フルで投げられているのはどういう感じか。

A.まずは最後まで健康で終われるように、しっかり1日1日健康管理しながらいきたいし、もっともっと三振も取れるように頑張りたいと思う。

「しっかり打ってくれた打線がよかった」

【日本メディアの質問】
Q.代わるときにちょっと悔しそうな表情があったが交代のときの心境は。

A.球数的にも、もう1イニングいければもちろんよかったけど、点差もちょっと離れていたので、そこはコミュニケーションを取って、代わるという感じだった。

Q.なかなか遠かった10勝目を自分のホームランで決めたというのは。

A.追加点はよかったかと思うが、やっぱりスリーランが大きかったかなとは思うので、やっぱりああいうチャンスでしっかり打ってくれた打線がよかったかなと思う。

Q.2週続けて同じ相手と対戦する難しさや、やりづらさはあったか。

A.もちろんそう。
打席に立つ自分側からしたら、タイミングを知っているピッチャー、どういう配球をするピッチャーなのかがわかっていたほうが打席にも入りやすいし、それは相手の打線も同じだと思うので、特にやることは変わらないけど、なるべく自分のリズムで投げられるようにという感じ。

Q.4回にマウンド上がるまで1分くらい間があったが、どういう処置をしてマウンドに臨んだか。

A.特に処置はしていない。
確認をしてという感じ。

「もっともっと個人を評価する上で大事な数字はある」

Q.勝利とホームランで2桁、2桁だが、日本時代はやっているが、アメリカでは初めてで、二刀流をやっている上で節目だと思うが、改めてそこに関して思うことは。

A.ピッチングに関してはイニング数というか、イニングをしっかり投げて、あとはしっかり低いWHIP(※ヒットとフォアボールで1イニングあたりにどれだけランナーを許したかを表す指標)で抑えていくというのが勝ちにつながる要素だと思うので。
打席はもちろんOPS(※出塁率+長打率)が大事だし、そういう総合的なところを、1試合1試合集中して、もっともっと上げられたらと思う。

Q.去年9勝あげたときに10勝を目指すにあたって、10勝いくかどうかは大きな違いと言っていたが自身の中での意味合い、ことしはどういう捉え方をしていたか。

A.もちろんいくかいかないかで印象は大きく変わるし、そこは違うかとは思うが、もっともっと個人を評価する上で大事な数字はあると思うので、そこが上がってくれば、おのずと(勝ちも)増えてくるのかなと思った。

Q.きょうの投球でスプリットを先週よりも増やして、その辺はプランなのか、いつも言っているように投げている中でいい球を選択しているのか。

A.それはどちらも。
もちろん2週連続で当たる相手というのもあるし、ここから先、別のチーム、もちろん同地区で当たることもあると思うので、そこらへんの配球の管理もしながらやりたいと思っている。

「単純に2つやっている人いないだけ」

Q.10勝は通過点と思うが、さらなる目標は。

A.いちばんはさっきも言ったが、なるべく健康で、いい状態で最後まで投げきったり、試合に出きるというのがいちばん目標かなと思うので、あまり先を見すぎてもしょうがないし、まずは、あしたまたいい状態で臨めるようにちゃんと寝て、いいあしたを迎えられるように頑張りたいと思う。

Q.今回に限らず、記録が出るたびにベーブ・ルースの名前が出てくる。
当然時代も環境も背景も違うが、100年以上前の人の名前が出てくると言うことを改めてどう捉えているか。

A.光栄なことだとはもちろん思うけど、シーズン中、自分の今の数字がどういう印象なのかなというのは、あまりわからないものだと思うので、終わったあとに、こんなシーズンだったかなというのを振り返れればいいかなと思う。

Q.ベーブ・ルースの名前がこれまで100年間出てこなかった。
その希少価値は改めて自分でどう考えているか。

A.単純に2つやっている人がいなかったっていうだけかと思うので、それが当たり前になってくればもっと、もしかしたら普通の数字かもしれないし、それは単純にやっている人が少ないということかと思う。

Q.大谷選手の苦難を乗り越えていろんな記録を打ち立てる姿が、ふるさとの岩手のみなさんの復興への活力になっているという話もあった。
新たな記録を打ち立てて、勇気を届けて地元のみなさんがそういう感情を見い出せるパフォーマンスができたことについてどのように考えているか。

A.そういうふうに受け取ってくれたら、それはそれでもちろんうれしいことだとは思うし、シーズン中は、自分はさっきから言っているが、1試合1試合いい状態で臨んでいい試合をするというところしか考えていないので、最終的に振り返ってそう思ってくれる人がいるというのは、うれしいことかなと思う。