桜島「今後も活発な噴火活動継続」火口から2キロ警戒を 気象庁

先月、一時、噴火警戒レベルが「5」に引き上げられた「桜島」について、気象庁は「今後も活発な噴火活動が継続すると考えられる」として、火口からおおむね2キロの範囲で警戒するよう呼びかけています。

気象庁は、先月の全国の活火山の活動状況や警戒すべき点を発表しました。

鹿児島県の桜島では、先月24日に南岳山頂火口で起きた爆発的な噴火で、大きな噴石が火口から2.5キロ付近まで達し、気象庁は、噴火警戒レベルを最も高い「5」に初めて引き上げました。

噴火警戒レベルは3日後に「3」に下げられましたが、桜島では、先月中旬ごろから活動が活発な状況が続いています。

7月の噴火回数は37回と、前の月の3回から急増しているほか、桜島にマグマを供給しているとされている姶良カルデラの地下深くでは、マグマが長期にわたって蓄積した状態とみられ、火山ガスの放出量も増加傾向がみられるということです。

気象庁は「今後も活発な噴火活動が継続すると考えられる」として、南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

硫黄島 小規模な噴火 複数回 確認

小笠原諸島の硫黄島では、先月11日以降、島から数キロの海域で小規模な噴火が複数回にわたって確認され、先月31日には数分間隔で噴火が発生して、噴出物や海水が噴き上がって、高さ20メートルから30メートルほどの黒い「水柱」も確認されました。

硫黄島ではこれまでも、こうした規模の小さな噴火は島の周辺でたびたび起き、今回、噴火が起きた領域では、去年も発生していて、噴火活動はこれまでの活動の範囲内だということです。

ただ、火山活動は、やや活発な状態で推移しているとして、従来から小規模な噴火がみられていた領域では、警戒するよう呼びかけています。