全国の公立学校 老朽化深刻 軒裏落下など不具合 1年で1200件超

全国の公立小中学校などで昨年度、軒裏のモルタルの一部などが落下する不具合が1200件余り起きていたことが、文部科学省の調査で分かりました。

文部科学省は昨年度、公立の小中学校や特別支援学校などの老朽化が主な要因とみられる、安全に関わる不具合の発生状況について調査しました。

不具合の発生件数は、前回、5年前の調査に比べて3割ほど少ない2万2029件確認され、このうち、軒裏のモルタルの一部などが落下したケースが1211件ありました。

不具合の中には、校舎内の天井の一部が落下したケースや、学校のバルコニーの手すりが落下したものなどがあったということです。

ほかには、
▽消防用設備の動作不良や故障などが8751件
▽床材の浮きやはがれが2406件
▽照明やコンセント、分電盤などの漏電が1109件となっています。

文部科学省によりますと、校舎などの学校施設のうち、老朽化対策が必要となってくる築25年以上の施設が、面積ベースで全体のおよそ8割を占めていて、老朽化が深刻さを増しています。

こうした落下などによるけが人については、今回の調査には含まれておらず不明ですが、文部科学省の担当者は「子どもや教職員の命、安全を第一に、日常的な点検や修繕を引き続き行ってほしい」と話していました。