川崎市教育委 安倍元首相葬儀で市立学校に半旗掲揚促す通知

安倍元総理大臣が銃撃されて亡くなったことを受けて、神奈川県内でも先月、川崎市教育委員会がすべての市立学校に対して、葬儀に合わせて半旗の掲揚を促す通知を出していました。
教育委員会は「対応が難しい場合は、実施しなくてもよいとする留意事項が盛り込まれていて問題はない」としています。

川崎市教育委員会は先月11日と12日、合わせて175の市立学校に対し、安倍元総理大臣の葬儀に合わせて半旗の掲揚を促す通知を出しました。

川崎市から、公共の施設での半旗掲揚を依頼する文書が来たため、学校側に通知したということで「対応が難しい場合は所属長の判断のもと、実施しなくてもいい」という内容も盛り込まれていたということです。

各学校が実際に半旗を掲揚したかどうかは、学校への圧力になるおそれがあるため調査はしないとしています。

川崎市教育委員会は「留意事項として、対応が難しい場合は実施しなくていいと書いてあり、問題ないと考えている」としています。

また、川崎市の福田紀彦市長は「半旗は哀悼の意を示すもので、政治的中立性を侵してはいないと考えている。ただ、どういう場合に半旗を掲揚するかの基準がない中で判断したので、適切ではなかったかもしれず、ルール作りの検討を始めたい」と話しています。

神奈川 県教委と横浜市など 17市教委は通知出さず

川崎市教育委員会が安倍元総理大臣の葬儀に合わせて学校に半旗の掲揚を促す通知を出していたことに関連して、NHKが神奈川県教育委員会と川崎市を除く県内の18の市の教育委員会に取材したところ、県教委と横浜市、相模原市など17の市の教育委員会は半旗の掲揚を促す通知は出していないということです。

一方、小田原市の教育委員会はNHKの取材に対し「学校に対して半旗の掲揚は依頼していないが、7月11日に総務課から各施設に対して依頼があったため、依頼の写しを添付して市内の幼稚園と小・中学校に依頼があったことを周知し、実施の可否は各施設で判断するよう通知した」と文書で回答しています。