自治体のネットシステム不具合で障害発生 宮城など計9県で

宮城県と県内35のすべての市町村が使用するインターネット上のシステムで不具合が生じて8日朝から外部とのメールの送受信などができないトラブルが続き、県によりますと復旧の見通しは立っていないということです。システムを運用する会社によりますと、宮城県を含む合わせて9つの県で同様の障害が発生したということです。

宮城県によりますと、インターネット上のやり取りの安全を確保するために使用しているシステム「自治体情報セキュリティクラウド」で不具合が起き、8日午前4時半ごろから通信障害が発生しているということです。

このため県と県内35のすべての市町村で、外部とのメールの送受信ができなくなっているほか、外部サイトの閲覧もできなくなっているということです。

一方、県庁の職員間のメールのやり取りや、県庁職員が内部で行う文書の電子決裁などの業務は今のところ通常どおり行うことができているということです。

県によりますと原因は分かっておらず、復旧の見通しも立っていないということです。

またシステムを運用している「SBテクノロジー」によりますと、システム障害は、山形県を除く東北の5つの県のほか、新潟県と栃木県、長崎県、それに佐賀県の合わせて9つの県で発生したということです。

原因は、機器の動作の不具合とみられるとしていますが、詳細については調査中だということです。

福島でも

福島県によりますと、県と県内59市町村のすべて、それに一部事務組合の「白河地方広域市町村圏整備組合」でも、インターネット上のやり取りの安全を確保するための「自治体情報セキュリティクラウド」と呼ばれるシステムで8日朝から障害が発生していて、インターネットへの接続やメールの送受信などができなくなっているということです。

岩手県や盛岡市でも

岩手県や盛岡市によりますと、県や県内すべての市町村が運用を委託しているインターネットのシステムで8日朝早くに不具合が生じ、外部とのメールの送受信などができない通信障害が起きているということです。

8日午前6時ごろに委託会社からの連絡で判明し、不具合は午前4時半から起きているということです。

県や市では、外部のネットワークに接続できなくなったり、メールの送受信ができなくなったりしているということです。

これまでのところ、原因は分かっておらず、復旧の見通しも立っていないということです。

県や市によりますと、外部から県や市のホームページなどは閲覧できるほか、別の回線を使用しているため県庁内のやり取りや県と市の連絡などは問題なくできているということです。

青森でも

8日午前、青森県と県内のすべての市町村で使用しているセキュリティシステムに障害が発生し、県庁内の職員のパソコンから外部のウェブサイトへのアクセスができなくなるなどオンライン上で一部、制限が続いています。

県によりますと、8日午前4時半ごろ県のインターネットのセキュリティシステムに障害が発生しました。

これにより、県庁内の職員のパソコンから外部のウェブサイトへのアクセスができなくなっているということです。

また、住民から県へのメールでの問い合わせが一時できなくなっていましたが8日午後2時半ごろに復旧したということです。

民間の事業者が提供しているこのシステムは、県内のすべての市町村も使用していることから、各市町村でも同様のシステム障害が起きているということです。

県によりますと障害の原因は分かっておらず、復旧の見通しも立っていないということです。

一方、県と各市町村とのやり取りは別のシステムを利用することで今後の災害対応などには支障はないほか、県のホームページについても更新や外部からの接続ができる状態だということです。

県は「県民の皆様にご迷惑をおかけしているので復旧に向けて事業者ときちんと情報を共有し、しっかりと対応していきたい」とコメントしています。