安倍元首相銃撃事件から1か月 きょうも追悼する人の姿 奈良

安倍元総理大臣が奈良市で演説中に銃で撃たれて死亡した事件から8日で1か月です。
現場には多くの人が訪れ手を合わせる姿が見られました。

奈良市の大和西大寺駅近くの現場には午前中から多くの人が訪れ、静かに手を合わせていました。

毎日、通勤で現場近くを通るという50代の女性は「惜しい人を亡くしたと残念な気持ちでいっぱいです。ショックで事件後、しばらくは現場を見たくありませんでした。いまだにしんどい気持ちはあります」と話していました。

滋賀県の40代の男性は「事件を忘れたことはありません。安倍さんにはありがとうございましたという気持ちで手を合わせました」と話していました。

また、8日午前6時半ごろには奈良県警察本部のトップ、鬼塚友章本部長が訪れ、1分近く手を合わせていました。

警察は殺人の疑いで山上徹也容疑者(41)について捜査を進めていて、現在、鑑定留置の手続きがとられ、刑事責任能力を調べる精神鑑定が行われています。

期間はことし11月29日までで、その後、奈良地方検察庁が鑑定結果などを踏まえて起訴するかどうかを判断することになります。

また、襲撃を未然に防げなかった当時の警備の問題については、警察庁が今月にも検証結果をまとめる方針です。

現場には多くの人が

奈良市の大和西大寺駅近くの現場周辺は、事件から1か月がたち、以前の様子を少しずつ取り戻しつつありますが、8日は、会社員や夏休み中の学生、それに近所に住む人など、多くの人が現場近くで立ち止まり、手を合わせる様子が見られました。

現場を訪れた、近所に住む40代の住民は「こんな場所で起きたことが、今でも本当に信じられない。事件のあと、若い人からお年寄りまで、毎日のように花を持ってここに来ていたので、日本のいろんな人にとって大きな影響力がある方で、痛ましい事件だったんだなと改めて感じます」と話していました。