国際

ウクライナ南東部 原子力発電所の近くで2日連続の砲撃

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナにあるヨーロッパ最大規模の原子力発電所近くで2日連続で砲撃があり、原発の安全性を脅かしかねないとして、国際社会の懸念が強まっています。
ロシア軍がことし3月から掌握しているウクライナ南東部のザポリージャ原子力発電所では、今月5日、周辺に砲撃が行われ、ウクライナ・ロシア双方が「相手の攻撃だ」と主張しています。

ウクライナの原子力発電公社エネルゴアトムは、翌日6日にも使用済み核燃料の貯蔵施設近くが攻撃され、職員1人がけがをして病院に搬送されたほか、貯蔵施設の近くに設置されたモニタリング装置が損傷し、放射性物質の漏れなどが即時に検知できなくなっていると発表しました。

ゼレンスキー大統領は7日、公開した動画で「原発を攻撃されて安心できる国などない。取り返しのつかないことが起きてしまえば、放射性物質の拡散を止めることは誰にもできない」と述べ、ロシアを改めて非難するとともに「国際社会の確固たる対応が今すぐに必要だ」と訴えました。

一方、ロシア国営のタス通信は「ウクライナ側が攻撃した」とするロシア側の見解を伝え、反論しています。

ヨーロッパ最大規模の原発への攻撃をめぐっては、EU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領がゼレンスキー大統領と議論したことをツイッターで明らかにし「ザポリージャ原発の安全性は大きな関心事だ」としています。

また、日本を訪問している国連のグテーレス事務総長は8日、記者会見で「原発への攻撃はみずからを危険にさらす行為にほかならない。直ちに攻撃を止め、IAEA=国際原子力機関が原発の安全を確保することを望む」と表明するなど国際社会の懸念が強まっています。

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