身寄りのない遺体 “1年以上火葬できず” 手引き改正 名古屋

名古屋市で、身寄りのない状態で死亡した市民の遺体が1年以上火葬されなかったケースが相次いで確認された問題を受け、市が事務の手引きを改正し、原則1か月以内に葬儀まで終え、速やかに火葬できるようにすると定めたことがわかりました。

名古屋市では、身寄りのない人が死亡し、遺体を引き取る人がいない場合は、管轄する区役所が葬儀を行い、火葬していますが、去年までの3年間で、死亡の連絡を受けてから1年以上火葬されなかったケースが、合わせて9件確認されました。

これを受け、名古屋市は、ワーキンググループを設けて改善策を検討してきましたが、7月下旬、引き取り手のいない遺体の扱いを定めた手引きを改正したことがわかりました。

それによりますと、これまでは、親族などがいないか確認し、見つかった場合は、すべての法定相続人に、遺体を引き取る意向があるか確認していましたが、今後は配偶者と、それ以外の最も順位の高い相続人のみに意向を確認するとしています。

そして、その際は、回答期限を2週間とし、期限内に回答がなかった場合は、引き取る意向がないとみなして手続きを進めるとしていて、死亡の連絡から、原則1か月以内に葬儀まで終えると定めています。

このほか、作業の進捗(しんちょく)を記録した資料を共有サーバー上で更新し適切に進んでいるか複数の職員で確認するとしています。

市は、8月10日に各区の担当者を集めて研修会を行い、周知を図ることにしています。