韓国人被爆者が多く暮らす「韓国のヒロシマ」でも犠牲者悼む

広島への原爆投下から77年となった6日、韓国人被爆者が多く暮らす韓国南部の町でも慰霊祭が行われました。

韓国南部のハプチョン(陜川)には、日本の植民地時代に広島や長崎に渡って被爆した多くの人が暮らしていることから「韓国のヒロシマ」とも呼ばれていて、例年8月6日に合わせて慰霊祭を行っています。

6日は、韓国の被爆者団体の関係者や地元の人たちが参列して、被爆者の位はいが納められているお堂の前で伝統の儀式が行われ、参列者は次々と花を手向け、原爆の犠牲者を悼んでいました。

広島で胎内被爆した韓国原爆被害者協会のイ・ギュヨル(李圭烈)会長(76)は「犠牲者を思うと涙が浮かぶ。ロシアがウクライナに侵攻して核兵器の使用をためらわないようなことを言っているが、核兵器を持つ国が無くなることを願う」と話していました。

韓国には、被爆者健康手帳の交付を受けたおよそ1800人が住んでいますが、高齢化が進む中で、被爆者に対する社会の関心をどう高めるかが課題となっていてハプチョンでは現在、新たな追悼施設の建設が検討されているということです。