常盤貴子さんらの朗読劇も 原爆で犠牲の「移動演劇隊」法要

広島に原爆が投下されてから77年となる6日、原爆の犠牲となった劇団「桜隊」をしのぶ法要が都内で開かれました。その後の追悼会では、俳優の常盤貴子さんなど5人の俳優が、劇団員ひとりひとりの人生を振り返る朗読劇を披露しました。

「桜隊」は太平洋戦争末期に各地で慰問公演を行うために結成された「移動演劇隊」の1つで、77年前の8月6日、滞在していた広島に投下された原爆によって9人の劇団員全員が亡くなりました。

「桜隊」の慰霊碑がある東京 目黒区の五百羅漢寺では6日法要が行われ、およそ70人の参列者が慰霊碑の前で焼香したあと、手をあわせて9人の冥福を祈りました。
続いて行われた追悼会では、俳優の常盤貴子さんなど5人の俳優が、劇団員ひとりひとりの人生を振り返る朗読劇を披露しました。

劇の中では、戦争が激化する中でも演劇ができる喜びを胸に公演を続けてきた劇団員が、志半ばで命を奪われたことへの無念や苦しみを感情を込めて読み上げました。

常磐さんは、朗読劇を終えたあとのあいさつで「桜隊をもっと多くの人に知ってもらうために、若い人たちに声をかけて劇を作ることができました。私も勉強しながら今後も朗読劇を続けていきたい」と話していました。

共演した増田あかねさんは「平和とは何かを考えることが多くなる中、この朗読劇が平和にもっと関心を持つきっかけになればと思います」と話していました。