インド 政策金利0.5%引き上げ5.4%へ 通貨安とインフレに対応

インドの中央銀行は5日、政策金利を0.5%引き上げる大幅な利上げを決めました。アメリカが利上げを加速させる中で、自国通貨ルピーは過去最安値まで下落し、通貨安とインフレへの対応を迫られています。

中央銀行にあたるインド準備銀行は金融政策を決める会合を開き、政策金利を0.5%引き上げ、5.4%にすることを5日に決めました。

利上げはことし5月以降、3回連続で、オンラインで会見したインド準備銀行のダス総裁は「食料とエネルギーの価格高騰は新興国の人々の生活を不安定化させている。インフレを目標の範囲内に収めるように注力していく」と述べました。

インドでは6月の消費者物価の上昇率は7.01%となり、中央銀行が目標の上限とする6%を上回る状態が続いています。

背景にはアメリカが利上げを加速させる中、外国為替市場でドル高となる一方、自国通貨ルピーが先月中旬にドルに対して過去最安値をつけ、通貨安が進んでいることもあります。

インドの中央銀行としては利上げによって、インフレの加速につながるルピーの下落を食い止めようというねらいもあり、通貨安とインフレへの対応を迫られています。

新興国ではフィリピンやタイなどでも通貨安の傾向が続いていて、経済の先行きへの影響が懸念されています。