福井 国道8号線 土砂崩れで立往生「トンネル内は土のにおい」

福井県南越前町の海岸沿いを通る国道8号線の上空から、NHKのヘリコプターが午後2時半ごろに撮影した映像です。

海岸沿いの山で土砂崩れが発生し、木々が流され茶色い山肌が見えています。

国道8号線の土砂崩れが起きた現場付近は、広い範囲で路面が土砂に埋まって見えなくなり、一部が通行止めになっています。

現場では重機が土砂を取り除く作業を進めていますが、重機のすぐ近くでも土砂を含んだ濁った水が、道路を横切るように強い勢いで流れています。

現場付近では乗用車やバス、トラックなどが立往生していて、車の列の後方でも土砂崩れが発生し、複数の場所で土砂が道を塞いでいる様子が確認できます。

「トンネルの中は土のにおいが充満」

福井県南越前町で国道8号線を車で走行中に、トンネルの出入り口が崩れてきた土砂で塞がれて出られなくなり、およそ5時間にわたってトンネル内に取り残されたという20代の男性が、NHKの取材に応じ、当時の状況を語りました。

男性はトンネル内での様子について「大きな岩が鉄に当たるようなゴトゴトゴトという音がして、はじめは雷かなとトンネルの中にいた人と話していましたが、土砂が崩れる音だったようです。トンネルの中は土のにおいが充満し、『土砂崩れの前は土のにおいがする』と聞いたことがありますが、本当なんだと思いました」と話していました。

男性によりますと、トンネル内には20台ほどのトラックや乗用車、バスが取り残され、中には小学生ぐらいの子どももいましたが声を掛け合いながら、全員、比較的落ち着いた様子でトンネルから出られるようになるのを待っていたということです。

男性は「まさか自分がこんなことに巻き込まれるとは思いませんでしたが、実際に地元でここまでの雨が降るとは、線状降水帯は怖いんだなと思いました」と話していました。