サル痘 感染拡大 米政府「公衆衛生上の緊急事態」を宣言

欧米を中心に感染が広がり続けているサル痘について、アメリカ政府は4日、国内の感染拡大に歯止めがかからないとして、「公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、ワクチン接種の加速など、対策の強化に乗り出すことになりました。

CDC=アメリカ疾病対策センターによりますと、今月4日の時点でアメリカで確認されたサル痘の感染者は7101人で世界で最も多くなっています。

感染の拡大に歯止めがかからない状況を受け、アメリカ政府は4日、「公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、さらなる対策に乗り出すことを発表しました。

ベセラ厚生長官は発表の中で「緊急事態宣言によって、サル痘への対応を強化し、加速することが可能になる」として、今後、データ収集の強化や必要な人がワクチンを接種できるよう、新たな戦略を模索するなどとしています。
アメリカでは4日時点で、およそ110万回分のワクチンを各地に割り当て、このうち60万回分余りがすでに配布されましたが、ワクチンが足りず、接種できないというケースも起きています。

サル痘は先月、WHO=世界保健機関が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したあとも欧米を中心に広がり続け、CDCの4日時点のまとめで世界88の国と地域で2万6864人の感染が確認されています。