農林水産物・食品の輸出額 上半期 6500億円超で過去最高

ことし1月から6月までの農林水産物と食品の輸出額は、欧米を中心とした外食需要の回復に加えて、円安の効果もあって6500億円を超え、上半期としては過去最高となりました。

農林水産省の発表によりますと、ことし1月から6月までの農林水産物と食品の輸出額は6525億円と、去年の同じ時期と比べ13.1%増加し、上半期としては過去最高となりました。

これは、新型コロナの感染拡大の影響を受けた経済活動の正常化が欧米を中心に進み、外食需要が回復したことや、インターネットを通じた販売が堅調だったことに加え、円安が進んだことも主な要因だとしています。

品目別に見ますと、最も輸出額の増加が大きかったのは、アメリカや中国向けが好調だったホタテ貝で、67.8%増加し、およそ387億円となったほか、ぶりが64.5%増えておよそ209億円、日本酒が33.7%増えておよそ233億円などとなりました。

また、輸出額を国や地域別に見ますと、中国が1201億円と最も多く、続いて、アメリカが1046億円、香港が917億円などとなりました。

農林水産物と食品の輸出をめぐっては、政府は、輸出額を2025年までに2兆円に増やすという目標を掲げています。

農林水産省では「上半期の輸出額は過去最高となったが、円安の影響で輸入している原材料や輸送費の高騰などが輸出事業者の大きな負担となっており、影響を注意深く見ていきたい」と話しています。

金子農相「半年間の結果としては一定の成果」

農林水産物と食品の輸出が上半期としては過去最高を更新したことについて、金子農林水産大臣は、5日の閣議のあとの会見で「海上運賃の高止まりや輸入原材料の高騰が続くなど、厳しい環境の中で事業者が努力した結果であり、半年間の結果としては一定の成果があったと受け止めている。今後は海外市場を把握し、現地の需要に合わせた商品供給を進め、輸出のさらなる拡大に努めていきたい」と述べました。