中国の弾道ミサイル 与那国島周辺落下で漁協が漁自粛呼びかけ

中国の弾道ミサイルが沖縄県与那国島の周辺の海に落下したことを受けて地元の漁協は5日朝、沖合での漁を自粛するよう呼びかけました。

4日午後、中国が発射した弾道ミサイル6発が沖縄県周辺の訓練海域に落下し、このうち5発が、波照間島の南西の日本のEEZ=排他的経済水域の内側に、1発が与那国島の北北西に落下したと推定されています。

4日夜、弾道ミサイルの落下が発表されると、与那国島には衝撃が広がりました。

島に住む女性は「怖いという思いしかないです。すぐに避難できないのでどうしようもないです」と話していました。

また、民宿のスタッフの女性は「中国と台湾だけの話かと思っていたら、日本にも迫ってきている感じで、全然予想してなかったです」と話していました。

与那国町漁業協同組合は漁業者の安全を確保するため、5日は沖合での漁を自粛するよう呼びかけるとともに、外国船の監視事業を中止しました。

5日朝5時すぎからは、すでに漁に出た船に対し、漁協の関係者が無線や電話で島に戻るよう呼びかけました。

漁を自粛した漁業者は「大変です。海に行けなくなるので困ります。政府には早くこの状況を止めてほしいです」と話していました。

また、別の漁業者は「今月10日から沖縄はお盆で魚はお供物になるのに、いちばんの稼ぎ時に漁に出られなくなるのは、とんでもない」と話していました。