林外相 台湾情勢めぐる中国主張に反論 ASEANと日中韓外相会議

ASEAN=東南アジア諸国連合に加盟する国と日中韓3か国の外相会議がカンボジアで開かれ、中国の王毅外相が台湾情勢をめぐって自国の立場を主張したのに対し、林外務大臣は中国側の軍事活動に懸念を伝えるなど反論しました。

ASEAN加盟国と日中韓3か国の外相会議は4日、カンボジアの首都・プノンペンでおよそ1時間40分にわたって行われました。

この中で林外務大臣は「ロシアによるウクライナ侵略によって物価の高騰やサプライチェーンの混乱など多くの難問に直面している今こそ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化することが重要だ」と述べました。

そして、日本はASEANの一体性と中心性を支持するとしたうえで、海上保安や航行の自由といった海洋をめぐる協力のほか、感染症対策や気候変動などの分野で支援を続ける考えを伝えました。

一方、台湾情勢をめぐり、中国の王毅外相が自国の立場を主張したのに対し、林大臣は台湾海峡の平和と安定は国際社会の安全と繁栄に不可欠だと指摘し、中国側が発表した一連の軍事活動に重大な懸念を伝えるとともに、問題が対話により平和的に解決されることを期待するなどと反論しました。