ASEANと日中韓の外相会議 食料危機への対応などの連携を確認

ASEAN=東南アジア諸国連合と日中韓の外相会議が4日、カンボジアで開かれ、ウクライナ情勢を背景にした食料危機への対応などに連携して取り組んでいく方針を確認しました。

カンボジアの首都プノンペンでは、ASEANの一連の外相会議が開かれていて、4日、日本の林外務大臣と中国の王毅外相、それに韓国のパク・チン(朴振)外相がASEAN加盟国の外相との会議に臨みました。

冒頭、パク外相は「3か国が相違を乗り越え、地域の平和と繁栄に貢献することを望む」と述べ、連携を呼びかけました。
また、王外相はASEANに、日本、中国、韓国を加えた枠組みを念頭に「この協力の枠組みを堅持し、地域の平和と安定、発展のもとに共存するという初心と誠意は揺るがない」と述べました。

各国によりますと、会議ではウクライナ情勢を背景にした食料危機への対応などについて話し合われ、食料の増産や供給網の強化などに連携して取り組む方針を確認したということです。

一方、アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問で緊張が高まる中、会議前、林外務大臣とパク外相が談笑する一方で、王外相が2人と長くことばを交わす様子は確認できませんでした。

台湾情勢について、ASEANは、大国間の対立を懸念し、挑発的な行動を控えるよう求める一方で「一つの中国」政策を支持するとした声明を発表していて、外交筋によりますと、王外相はASEANの支持に感謝の意を伝えたということです。