ミャンマー軍「国家統治評議会」 拘束の久保田徹さんを訴追

軍が実権を握るミャンマーで先月、治安当局に拘束されたジャーナリストの久保田徹さんについて、軍が設置した「国家統治評議会」は、観光ビザで入国し抗議デモを撮影したとして、入国管理法違反などで訴追したことを明らかにしました。

ジャーナリストの久保田徹さんは、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、先月30日、実権を握る軍に対する抗議デモの現場で治安当局に拘束されました。

これについて、ミャンマー軍が設置した「国家統治評議会」は4日、久保田さんが先月1日に隣国のタイから観光ビザで入国し、デモの前日に活動家と接触して約束を交わしたうえで、当日、携帯電話のカメラでデモの様子を撮影したとして、入国管理法違反などで訴追したことを明らかにしました。

現地の日本大使館は、NHKの取材に対し「訴追されたという情報は把握しているが、事実かどうかについて確認を進めている」と話しています。

ミャンマーでは去年4月に、ヤンゴンを拠点に活動していたジャーナリストの北角裕樹さんが、治安部隊によって自宅から連行され、うその情報を流したなどとして起訴されたあと、日本政府の働きかけでおよそ1か月後に解放されています。