台湾が実効支配の離島に中国の無人機 相次ぎ飛来 信号弾で警告

中国の沿岸に位置し、台湾が実効支配する2つの離島周辺の上空に3日夜、中国の無人機が相次いで飛来し、台湾軍が警告のための信号弾を発射しました。

4日朝の台湾国防部の発表によりますと、無人機が確認されたのは、中国福建省の沿岸に位置し、台湾が実効支配する金門島と北碇島の周辺の上空です。

台湾軍の金門防衛指揮部の報道官によりますと、3日午後9時すぎ、2機の無人機が金門島に接近したのに続き、およそ1時間後には、その東側にある北碇島にも2機の無人機が接近し、台湾軍が、それぞれに対して警告のための信号弾を発射したということです。

報道官は、NHKの取材に対し「いずれも中国の無人機で、台湾側の防衛状況を偵察し、反応を探ったとみられる」と答えました。

台湾国防部によりますと、28日にも別の離島で同様の事案が確認されています。

一方、国防部のサイトに対して、3日夜遅く、大量のデータを送りつけてシステムをダウンさせようとする「DDoS攻撃」と呼ばれるサイバー攻撃があり、4日未明にかけてのおよそ1時間、サイトの閲覧ができなくなったということです。

中国軍は、4日から台湾を取り囲むように合わせて6か所の海域と空域で、実弾での射撃なども含めた「重要軍事演習」を始めるとしていて、台湾軍は警戒を強めています。