米カンザス州 人工妊娠中絶めぐり住民投票 中絶の権利を維持

アメリカ中西部カンザス州で、州の憲法から人工妊娠中絶の権利を保障する文言を削除するかどうかを問う住民投票が行われ、開票の結果、中絶の権利が維持されることになりました。

アメリカの連邦最高裁判所は、ことし6月、人工妊娠中絶をめぐり、半世紀近くにわたって判例となってきた「中絶は憲法で認められた女性の権利だ」という判断を覆しました。

これを受けて、保守層が多い州では中絶の規制を強化する動きが相次いでいます。

こうした中、白人の保守層が多く、中絶に反対する共和党の地盤とされる中西部カンザス州では2日、州の憲法から人工妊娠中絶の権利を保障する文言を削除するかどうかを問う住民投票が行われました。

開票の結果、60%近くが反対票を投じて中絶の権利は維持されることになり、アメリカメディアはこの問題に対する関心の高さが結果を後押ししたと伝えています。

アメリカでは、ことし11月大統領選挙の中間の年に行われる連邦議会などの選挙、中間選挙が行われますが、中絶の権利をめぐる問題は争点の1つとなっています。

民主党は中絶の権利の擁護を掲げており、今回の結果が中間選挙にどのような影響を及ぼすのか注目されます。