国連 グテーレス事務総長 “広島で世界に核軍縮メッセージを”

国連のグテーレス事務総長は6日に広島市で開かれる平和記念式典に出席するのを前に、ニューヨークで記者会見し「核兵器の使用は絶対に受け入れられないと伝えたい」と述べ、被爆地広島から核軍縮に取り組むよう世界に呼びかける考えを示しました。

国連のグテーレス事務総長は5日から日本を訪問し、6日の広島原爆の日に広島市で開かれる平和記念式典に出席する予定です。

現職の国連事務総長が広島市の平和記念式典に出席するのは12年ぶりで、グテーレス事務総長は今回が初めてです。

広島訪問を前にグテーレス事務総長は3日、ニューヨークの国連本部で日本メディアを対象に記者会見し「核兵器の使用は絶対に受け入れられないと伝えたい。世界は広島と長崎の悲劇の教訓を学ばなければならない」と述べ、被爆地広島から核軍縮に取り組むよう世界に呼びかける考えを示しました。

また、核をめぐる世界の状況については「20世紀の終わりには核軍縮が大きく進んだが、今やその状況が逆転してしまっている。核兵器への投資や近代化が行われている」と指摘し、現在、ニューヨークで開かれているNPT=核拡散防止条約の再検討会議で、世界が再び核軍縮に向かうよう合意を目指してほしいと述べました。

そのうえで「日本ほど核保有国に対して『核使用は容認できない』と意見できる国はない」と述べ、日本の役割にも期待を示しました。