栃木県佐野市で39.7度 4日も西日本は猛烈な暑さ続く見込み

3日も東日本や西日本で気温が上がって各地で35度以上の猛暑日となり、特に栃木県や埼玉県、群馬県では39度に達するところもあるなど危険な暑さになりました。東日本の各地では4日の日中は暑さが和らぐ見込みですが、西日本では猛烈な暑さが続くところもある見込みで、引き続き熱中症に十分な注意が必要です。

気象庁によりますと、東日本と西日本は3日も晴れて気温が上がりました。
日中の最高気温は
栃木県佐野市で39.7度、
埼玉県越谷市で39.2度、
群馬県館林市で39度ちょうど、
三重県桑名市で38.9度、
静岡県川根本町で38.8度、
東京・青梅市で38.5度など
関東甲信と東海を中心に危険な暑さとなりました。

また名古屋市と京都市で37.5度、
高松市で36.9度、
福岡市で36.2度、
東京の都心で36.1度などと
全国201の観測点で猛暑日となりました。

気象庁によりますと、東京の都心の猛暑日は3日で13日目で、過去最多に並んだということです。

4日の日中は東日本の各地で曇りや雨の天気となって最高気温は東京の都心で29度などと3日より4度から9度ほど低くなるところが多く、このところ続いた猛烈な暑さは一段落する見込みです。

ただ西日本の各地では猛烈な暑さが続き、日中の最高気温は宮崎県都城市で36度、福岡市と高松市で35度などと予想されています。
九州を中心とした西日本の各地には「熱中症警戒アラート」が発表されています。

こまめに水分を補給し、室内では冷房を適切に使用するなど引き続き、熱中症に十分注意してください。

なぜ連日の猛暑日に? 3つのポイント

連日、各地で暑さが続き、3日も東日本や西日本を中心に猛暑日となりました。台風や湿った空気による梅雨空のような天気から一転、広い範囲でこれほど気温が上がった背景には大きく3つのポイントがありました。

高気圧の勢力強まり 真夏本番の気圧配置に

気象庁によりますと、1つ目は「太平洋高気圧」の勢力の強さです。

ここ数日、本州付近が広く高気圧に覆われる真夏の気圧配置となっていますが、太平洋高気圧が平年の同じ時期と比べて西に張り出し、より広い範囲を覆っているということです。
高気圧の勢力の強まりの背景にあるのは東シナ海の積乱雲です。
この地域では台風5号や6号、それに前線の影響で積乱雲の活動が活発になり、暖かく湿った空気が上昇したことで高気圧の勢力を強め、北日本を除く広い範囲で晴れて日ざしが強まっているということです。

チベット高気圧で上から下まで すっぽりと暖かい空気

そして、2つ目は上空にある大陸から張り出した「チベット高気圧」です。

気象庁は高さの異なる2つの高気圧が重なり合うことで、西日本と東日本の広い範囲で下層から上層まで暖かい空気に覆われ、気温が上昇したと分析しています。

ヨーロッパ熱波もたらした偏西風でさらに暑く

さらに先月、ヨーロッパで記録的な猛暑の原因となった偏西風の蛇行が、気温を押し上げる要因になっているといいます。

イギリスやスペインなどでは、先月上旬から下旬にかけて各地で40度を超える記録的な暑さとなりました。
ヨーロッパ西部付近では、偏西風が北へ蛇行したことで背の高い高気圧に覆われ、南から暖かい空気が流れ込むなどして気温が上昇したとみられています。
気象庁の分析では、気温の上昇には地球温暖化も影響したと考えられるということですが、先月下旬以降、偏西風の蛇行が日本付近に達し、チベット高気圧の東への張り出しを強めている可能性があるということです。
この結果、日本付近はこの2層の高気圧に広く覆われることなり、地表付近で気温が上昇しやすくなっているとみられています。

週末にかけて暑さ和らぐところあるも来週は高温注意

この暑さ、いつまで続くのでしょうか。
北日本にある前線が南下するに伴い、今週の後半には太平洋高気圧の勢力はやや弱まり、猛烈な暑さはいったんは和らぐところもある見込みです。
ただ、来週は再び太平洋高気圧が強まる見込みで、東日本から西日本にかけて猛暑日が予想されています。
気象庁は今月1日、来週7日ごろからの5日間の平均気温が「かなり高い」可能性が高まったとして、西日本や関東甲信、東海、東北と北海道の太平洋側に高温に関する早期天候情報を発表しました。

気象庁は来週にかけても熱中症の危険性が高くなるとして、引き続き対策を徹底し、健康管理に注意するよう呼びかけています。