瀬戸内寂聴さんしのぶ展示会 本や直筆の原稿紹介 東京 日本橋

去年亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんをしのぶ展示会が3日から都内で始まりました。

瀬戸内寂聴さんは、作家として恋愛や歴史などをテーマに数々の小説を発表しながら、僧侶としても人々の悩みに寄り添う活動を続けてきましたが、去年11月、99歳で亡くなりました。

寂聴さんをしのんで、東京 日本橋のデパートで3日から始まった展示会では、出版された本や直筆の原稿、それに法話の映像など400点を超える資料が紹介されています。

このうち、寂聴さんが京都市に開いた寺院「寂庵」の書斎を再現したコーナーには、実際に使っていた文具や座布団などが展示され、執筆に打ち込んでいた姿を想像することができます。

また、6年がかりで完結させた「源氏物語」の現代語訳に取り組む決意を記したメモや、入院する直前に書き上げた「卵焼きの想い出」というタイトルの原稿も展示されています。

3日は25年以上親交があった俳優の南果歩さんが会場を訪れ「寂聴先生は生涯現役の99歳で、創作意欲が最後まで枯れず、おそるべき情熱の持ち主だと思った。展示を通して先生に触れてほしい」と話していました。

この展示会は、今月22日まで日本橋高島屋で開かれ、そのあと大阪と京都を巡回する予定です。