東京都「陽性者登録センター」開設 自主検査しオンライン登録

新型コロナウイルスの検査や受診が集中している医療機関の負担を軽減しようと、東京都は自主検査で陽性だった場合、みずからオンラインで登録する「陽性者登録センター」を開設し、3日から受け付けを始めました。

「陽性者登録センター」は、新型コロナの感染拡大で検査や受診が集中している医療機関の負担軽減や、感染した人が陽性と診断されるまでの期間を短くして速やかに支援を受けてもらうことなどを目的に都が開設したもので、3日から申請の受け付けが始まりました。

利用者は自主検査で陽性だった場合、オンラインで申請し、登録した情報をもとに医師によって陽性と診断されます。

そして、メールで結果が通知されたあと、都の「自宅療養サポートセンター」=「うちさぽ東京」から健康観察などのサポートが受けられます。

また、センターは医療機関を経ずに保健所に陽性者として発生届を提出することになっています。

受け付けは一日当たり3000人を上限とし、3日は受け付けを終了した午後5時までにおよそ1000人から申請があったということです。

都はまずは感染者数の割合が大きく重症化のリスクが低い20代からの申し込みを受け付け、順次ほかの年代にも対象を広げることにしています。

都の担当者は「医療機関での医師の診察が必要な方が受診できるような状況をつくっていくためにも、無症状や軽症で基礎疾患のない20代の人はセンターの利用を検討してほしい」と話していました。