新型コロナ4回目接種本格化 “3回目未接種者は早めの接種を”

高齢者や医療施設で働く人などの4回目の新型コロナウイルスワクチンの接種が本格化していますが、感染者が急増する中、国や自治体は、3回目を接種していない人にはできるだけ早く接種を受けるよう促しています。

新型コロナウイルスの4回目のワクチン接種は、
▽5月から60歳以上の人や18歳以上で基礎疾患ある人、
▽7月下旬からは医療従事者や福祉施設の職員を対象に行われていて、
先月から今月にかけてがピークになるとみられています。

東京 足立区では、先月12日に4回目の接種のための集団接種会場を開設し、平日は1100人、土日は852人の予約枠を設けているほか、予約なしで接種を受けることができる枠を150人から200人分用意していますが、予約枠は4回目の希望者で連日いっぱいになるほか、予約なしの枠では3回目の接種を希望する人が半数近くを占めるということで、2日も30分から1時間ほど並んで待つ若い世代らの姿が見られました。

政府が1日に公表した最新の状況では、国内で3回目の接種を受けた人は全人口の63%で、12歳から19歳が34.3%、20代は48%と若い世代での接種が伸び悩んでいます。

一方、先月29日までの1週間に全国で行われた3回目の接種は合計49万回で、前の週の19万回から倍増しています。

足立区新型コロナウイルスワクチン接種担当課の片岡則彰課長は「予約なしの枠の7割ほどが3回目に訪れた20代から40代です。あす以降も予約なしの枠を設けているので、接種を検討している人は夏休みで移動したり、お盆で人と会ったりする前に早めの接種をしてほしい」と話していました。