配送拠点の1つ、東京 江東区の「イオン東雲店」でも連日、数百件に上る注文に対応しています。
従業員たちは受注のリストを確認しながらスーパーマーケットの中を回り、配達にまわす商品を次々にピックアップしていました。
注文は特に野菜や卵などの生鮮食品のほか、水や牛乳、スポーツ飲料といった飲み物、それに電子レンジで温めてすぐに食べられる冷凍食品が増えているということです。
最近は注文の急増ですぐに1日に配達できる上限に達してしまう日が相次いでいて、即日の配達が難しく翌日か2日後にならないと届けられないケースが増えているということです。
イオン東雲店の風間智食品課長は「地域の生活インフラとしての需要が本当に高まっていると感じます。他部署から応援を集めて人手を確保するとともに配送の車も増やすなどの対応をして、お客様の要望に最大限応えられるよう努めていきたい」と話していました。

自宅療養急増 ネットスーパー需要高まる 即日配達困難も
新型コロナウイルスに感染し自宅で療養する人が急増するなか、インターネット上で食料品などを注文できる「ネットスーパー」の需要が高まっていて、即日の配達が難しいケースも増えています。
厚生労働省によりますと、新型コロナに感染して自宅で療養している人は先月27日の時点で、全国で合わせておよそ110万人と過去最多に上っています。
関東から中四国にかけてネットスーパーを展開している「イオンリテール」によりますと、感染が拡大し始めた先月の受注件数は、去年の同じ時期に比べて2割増しだったということです。

